在職中に勉強して公務員に転職したけど結果的に転職活動しないほうが良かった話

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在職中に勉強して公務員に転職したけど結果的に転職活動しないほうが良かった話

 

『基本情報』

 

性別:女

 

在職期間:2012年4月から1年間在職

 

業界:金融業界一般職

 

入社して悩んだこと

 

私が新卒の就職活動の際に、企業に対し一番重視したことがワークライフバランスでした。

 

具体的には残業時間の少なさ、休みの取りやすさ、育児休暇の取得しやすさです。

 

一般職としてほどほどに働けるこちらの会社は私の就活の軸にぴったりあったので入社を決めたのですが、入社後すぐに人事から総合職への転換を薦められ、自分の人生設計が崩れるのではないかと危惧するようになりました。

 

退職を考えるようになった理由

 

具体的に資格の取得について人事から執拗に言われるようになり、そろそろ転職するか続けるか決めないといけない状態になりました。

 

また、私以外の同期の一般職には一切職種転換を薦めていなかったことが分かり、研修が終わったばかりで仕事の評価が全くないこの時期に私にだけ転換を薦めるということは、入社した会社は学歴でしか人を見ていないのだと実感し、失望し退職を考えました。

 

在職中に行ったこと

 

ワークライフバランスを保てる上、新卒で入社した会社と同じくらいの処遇が期待できる業種・職種は地方公務員くらいしか思いつきませんでした。

 

一般職の仕事を一年で退職するということは、全く転職業界では評価されない、むしろマイナスになると思ったからです。

 

また、仕事を続けながら公務員試験の勉強をするには試験科目数の少ない業種を選択しなければならないと考え、市役所受験を決意しました。

 

市役所の筆記試験は9月中旬にあるので、時間があまりなく効率的に勉強するために6月からTACの通信講座を受講。

 

通信講座では先生の講義をパソコン上で好きな時間に見ることができます。教室に行かずに自分のペースで勉強できるので、社会人の方で公務員受験を考えている方にはおすすめです。

 

講義は7月には見終わらせ、残りの時間を過去問演習に当てました。公務員試験は過去問から類題が出題されることが非常に多いので、過去問演習に時間を割くと良いと思います。

 

また、論文試験対策のために毎日会社の休み時間に新聞を読み、試験のネタになりそうなニュースがないかチェックしました。

 

9月の筆記試験に通り、11月の面接まで時間がありましたが、特にこれといった対策はしませんでした。自己分析と市のホームページの閲覧をしたくらいです。

 

面接は人格を否定するくらいの圧迫面接だったので、絶対に落ちたと思いました。面接を受けてみて、やはり市役所は地元出身者の方が有利なのかなと思いました。

 

また採用人数が少なく、市役所一本に絞るのは危険だと感じました。

 

勉強の負担が増えても、市役所以外の自治体も受験できれば来年に向けての可能性が広がるだろうと思ったので、来年の公務員試験のために科目数を増やし勉強を再開。

 

結果的に1年目で市役所試験に合格し、退職を決意しました。

 

⇒ 公務員を目指す人に|注意点と勉強の仕方

 

退職してから

 

翌年の4月1日から市役所に入庁することになったので、会社の最終出社日は3月初旬にしました。

 

今までゆっくりする時間がなかったので5日間沖縄旅行に行き、リフレッシュしました。また、今までお世話になった同じ部署の方々や同期がそれぞれ送別会を開いてくれたので参加しました。

 

実家暮らしだったため、新生活に向けての準備は全くしませんでした。

 

今は市役所も退庁し、専業主婦をしています。私に関しては、結果的に転職活動しないほうが良かったと思っています。

 

転職しない方がよかったと思う理由

 

1つ目の理由は、もともと仕事に対して積極的な転職活動ではなく、あくまでもワークライフバランスのみを求めるという仕事に対して消極的な転職活動だったからです。

 

ワークライフバランスを積極的にアピールしている組織も全ての部署がそうだとは限らないということが転職により分かりました。

 

市役所というと暇で自分の時間が作りやすいというイメージを持たれがちですが、私の配属先は忙しい部署で、平均して月60時間の残業があり、ゴールデンウイークの祝日にも何日か出社しました。

 

退職した会社では残業はほぼありませんでしたので、毎日「何のために転職活動をしたのだろう。」と落ち込んでいました。

 

特にやりたい仕事があったわけでなく、ワークライフバランスのみを追求した私にとっては市役所での環境は耐えられませんでした。

 

転職によって本気でやりたい仕事があるといった高い目標と熱意がある方でしたらどんな状況でもくらいついていけるのだと思いますが、それ以外の方は、転職に関して一人で突っ走らず一度立ち止まって考えたほうが良いと思います。

 

⇒ 公務員についての5つの誤解を見てみる

 

2つ目の理由は退職した会社の悪い点ばかりに目が向いてしまい、良い点を見ようとしなかったことです。実際に転職してみて、以前の会社の社員の方々の人柄の良さが分かりました。

 

私が仕事をしながら公務員試験の勉強ができたのは相談に乗ってくれた先輩や同期のおかげでしたし、残業をしなくて済んだのは一般職間の仕事の連携・コミュニケーションがとても上手くいっていたからです。

 

退職すると話したときに、「もっと力になってあげたかった」と言って泣いてくれた方々、試験に受かったときに一緒に喜んでくれた方々は会社の一番の財産です。

 

そういったことに退職するまで気づかなかったことは本当に愚かだったと思います。

 

転職を考えている方は会社の悪い点ばかりに目が行きがちですが、会社の良いところにも目を向けるべきです。そして、社内外問わず多くの人に相談し、客観的に判断してもらうことが大切だと思います。



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