誰にも必要とされていない商品を勧めていると思ったから退職

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誰にも必要とされていない商品を勧めていると思ったから退職

 

『基本データ』

 

性別:女性

 

いつぐらいに入社したのか(西暦)+在職期間:2004年入社、在籍期間1年

 

業種・職種:商品先物取引業、営業職

 

入社後に悩んだこと

 

入社前から、「先物取引」というイメージはある程度は知っていましたが、ここまで評判が悪いとは想像していませんでしたし、この業界は男性社員が多く、雰囲気が体育会系のいけいけどんどんの感じでした。

 

また、労働基準法をちゃんと守っているんだろうかと思いたくなるような労働時間。

 

朝は7時半にはデスクに座っていないといけませんでしたし、夜も平均すると20時から21時くらいまでは会社にいたと思います。

 

土曜日も出社でしたので、休みは日曜日だけで、労働時間の管理はどうなっているのだろうと辞めてから冷静になると疑問が出てきました。

 

営業なのでノルマがありますが、どう考えても達成できるようなノルマではありません。

 

退職を考えるようになった理由

 

一言でいうと、絶望でした。新卒で最初に入った会社でしたので、社会ってここまで絶望的なのかと暗闇に沈んだ気分になったことを覚えています。

 

当時の先物取引の営業スタイルは、電話勧誘から始まります。

 

当時は、個人情報があまりうるさくなく、名簿業者なるものがいたようで、そこから購入したと思われる名簿を渡され、片っ端から電話をかけて、見込み客を作るのですが、見知らぬセールス電話、しかも先物取引で投資をしませんかなどという電話をまともに聞いてくれる人はいません。

 

ほとんどが「いらない、いらない」と一方的に断り、電話を切られるという始末です。

 

一般的に営業職は断られて当然、数多くあたりそこから顧客を見つけるなど根性論のようなところがありますが、私の持論ではありますが、先物取引の営業はひたすら断られるだけ。

 

何件電話をかけても全く契約など取れませんでした。

 

人間、努力すれば必ず報われるなどときれいごとをいう場合がありますが、この世界にいたときに、どんなに努力をしても叶わないことがある、絶対にできないことがあると悟りました。

 

そのうち、自分のやっていることが仕事なのか何なのかわからなくなってきました。

 

この無駄な電話勧誘をこれから何年もやり続けるのだろうか、と目の前が絶望でふさがった感じで悩みは深まるばかり。

 

見知らぬ人に電話をかけて、必要もない先物取引の投資の案内をしている自分が、他人に迷惑をかけているだけなんじゃないかと思うようになり、入社から半年を過ぎたあたりからずっと悩むようになりました。

 

そして、入社から1年ほど経過した頃、個人情報保護法の施行で、今後は名簿などを使用できなくなり、電話勧誘が難しくなるという方向性が出てきたので、思い切って辞めることにしたんです。

 

⇒ 仕事にやりがいが感じられない・つまらないと感じている人へのアドバイス

 

在職中にやったこと

 

とにかく今の目先真っ暗な状態から、この業界から早く抜け出したかったため、在職中に次の転職先を見つけたり、転職サービスに登録するなどという心の余裕はありませんでした。

 

また、上司もあまり信用できない人たちでしたのでなかなか相談できるような環境ではなかったというのもあります。

 

退職に踏み切った理由・決定打

 

退職を決意した最大の理由は、自分のやっていることに意味があるとは思えなかったからです。

 

この業界で長く続いている人は、ある意味感覚が麻痺している人なのかなと思いました。

 

自分のノルマのためには、お客さんを損させても何も感じないというような人ばかり・・・

 

それよりももっと人の役に立つ仕事に若いうちに転職したほうが自分のためにもなると思いました。

 

退職した後に考えたこと・実行したこと

 

とにかく業界から早く退職したかったので、在職中に次の転職先のことについては全く考える余裕がありませんでした。

 

しかし、当時から1人暮らしをしていたので、家賃や生活費がかかるため、退職してすぐにハローワークへ登録に行き、転職活動を開始。

 

初めての転職活動だったため、まったく仕組みがわからず、ハローワークの説明会に足を運んだり、ハローワークの係りの人に求人の探し方などを教えてもらいながら進めました。

 

転職活動を開始して2か月ほどで次の転職先が見つかったのでよかったです。

 

現在どのように過ごしているか

 

この先物取引の営業職を退職した後も、何社か転職をしましたが、この先物取引の営業職のときのような目先が真っ暗になり、どう進んでよいかわからなくなるほどのことはなくなりました。

 

現在も営業職には就いていませんので、ノルマに悩むこともなくなりました。

 

自分の分析として、営業職のような断られても、はい次!というようには思えない自分がいました。

 

自分の性格として、テストでも何でも、間違えたり上手くできなかったことがあると、筆者はその分析をして、「どうしてここを間違えたのだろう」、「どうしてうまくいかなかったのだろう」と原因を考え、そこを改善してからでないと次に進めない性格なのです。

 

ですから、営業職でその分析をいちいちやっていれば、先に進めませんし、ノルマも達成できないはずです。特に先物取引の営業は、営業マンに原因があるわけではなく、その先物取引という勧めている商品を誰も欲していなかったのです。

 

誰も欲しくないものを勧めていたということでした。

 

ですから、自分には合わない営業職を早く退職したことは自分にとって本当に良かったと思っています。

 

人には誰でも得意なことと不得意なことがあり、向いていることと向いていないことがあるので、

 

自分にはどんな仕事が合っているかをもっと的確につかむことができればよかったと思っています。



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