医療機器メーカーの初の女性営業職として入社も上手くいかずに退職

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医療機器メーカーの初の女性営業職として入社も上手くいかずに退職

 

『基本データ』

 

性別:女性

 

いつぐらいに入社したのか(西暦)+在職期間:2002年4月入社

 

業種・職種:医療機器メーカー、営業職

 

入社後に悩んだこと

 

4年制大学を無事卒業し、2002年4月、私はある医療機器メーカーに初めての女性営業職として入社しました。

 

当時は超氷河期のピーク時を少し過ぎていたとはいえ、まだまだ新卒の就職活動は困難な時代です。応募者数150名ほどの中から、3名が合格し、内2名が男性、もう一人が私でした。

 

就職試験の時、最終面接は社長で、「営業職では、いままで女性を採用したことはないから、こちらにも想像できないトラブルがあるかもしれないが、君なら頑張ってくれそうだ。頑張れるか」と確認されました。

 

私の意欲が認められたのか、無事合格し、入社となりました。

 

しかし、4月の入社式、社長は関連会社に移籍になっていて、別の社長になっていました。

 

新しい社長は、「自分が採用したわけではない。とにかく、女性だから起こるトラブルは御免こうむる。あとは、支店長に任せた」というスタンス。

 

さらに支店長は、「女性は営業職なんかしないで、内勤してればいいのに」と、あからさまな態度でした。

 

実際の仕事は、自社の医療機器を総合病院や個人医院の医師や事務課にPRし、採用してもらい、その医療機器を使用する必要のある患者さんがいれば医師に指示書を書いてもらい、処方に従って機器を患者さんの家に持っていき、使用方法説明やメンテナンスを行うという内容です。

 

病院をまわり医師と話して医療現場を垣間見たり、患者さん宅で自社の機器がどのように使われているかを見ることもでき、とてもやりがいがある仕事でした。

 

しかし、色々な問題に直面しました。

 

直属の支店長との関係

 

「女性は簡単な仕事だけしていればいい」と考えているので、ほかの同期が担当をもって一人で病院まわりを始めている中で、私はいつまでも同行でした。

 

見かねた先輩社員が支店長に言ってくれて、なんとか担当を持たせてもらえました。

 

しかし、一人で回らせるのが心配だといって、毎日のように支店長が同行してきます。

 

親心かと思えば、支店長は同行した車の中でずっと寝ていて病院内を一緒に回ることはありませんでした。

 

さらに会社の親睦会などは必ず隣に座らせれ、「事務の女性たちにはこんなことしたらすぐにセクハラで訴えられるけど、営業職の部下なら大丈夫」と、軽いボディータッチなど、不快な思いをすることもありましたね。

 

その他、仕事の中で他の男性営業職よりも明らかに担当病院が少なかったり、全員で回している深夜当番を外されている、優遇されているなどがあり、次第に同僚の社員から不満が出るようになりました。

 

しかし、支店長は「女性だから仕方がない。問題が起こったら、自分が会社から処分される」ととり合うことはありませんでした。

 

社内の女性との関係

 

社内の女性たちは、入社当時は営業職である私を応援してくれましたが、ある日、少し年齢の上の先輩営業社員が自分の手取りの給料を話してしまうと、「新入社員でたいして担当を持っているわけでもなく、支店長にえこひいきされていて、そのくせ、自分たちより給料がかなり高い」と反感を買い、だんだん疎遠になっていきました。

 

おそらく手取りペースで毎月7万ぐらい違ったようです。

 

取引先との関係

 

取引先でも、「仕事の内容の面会だとはいえ、女性と話しているとあらぬ噂を立てられると困る」と面会してもらえないことが度々ありました。

 

1年半ほどたつと、「男性社会の会社の中では、女性は営業職をやるべきではない」という気持ちがふつふつと湧きあがり、転職を考え始めました。

 

本屋で転職情報誌を読んでいると、偶然、自宅近くのイベントホールで週末に大企業展が開催されるとあったので、軽い気持ちで参加してみました。

 

たくさんの参加企業の中で、当時伸び盛りだった派遣業界の会社が目に留まりました。

 

社員のほとんどが女性で、もちろん営業職も女性ばかりとのことだったので、採用試験を受けてみることに。

 

結果は、あっさりと合格。業界全体がすごい勢いで伸びていたので、とにかく人数が欲しかったのだと思います。

 

退社の意思を支店長に告げると「退社することは認めるが、いままで自分がしていた同行時の居眠りや飲み会での出来事は誰にも言わずに退社しろ」とのこと。

 

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退職した後に考えたこと・実行したこと

 

2003年9月末に退社しました。残り10日ほどは有給休暇を消化して、心の洗濯をしました。

 

2003年10月から、派遣会社で営業職として働き始めました。派遣スタッフとスタッフが就業する企業の両方のフォロー、新規開拓が仕事です。

 

あまりにも常識のないスタッフの行動にふりまわされたり、企業からお叱りを受けたりと、若さゆえの経験不足で辛いことはありましたが、女性という性別で嫌な思いをすることはありませんでした。

 

社内の女性同士も、職種によって明確に給与体系が違っていたのでそこでもめることもなく、その他の仲間外れや確執もありませんでした。

 

2年ほど営業職を務め、その後は、若年層向けの研修担当に異動になり、就職に不安を抱える若年層に自分の経験を踏まえながら相談に乗り、色々な経験をつめました。

 

派遣会社には3年半ほど勤め、結婚退職しました。転職してよかったです。

 

就職には予期せぬトラブルが発生することもありますが、そこにとどまるも、次を探すのも、頑張りと勇気がいると思います。

 

今が嫌だから会社をもう辞めるという選択は悪いことではないかもしれませんが、次の企業を見つけてからをお勧めします。

 

「今の会社はだめだったけど、自分を必要としてくれる企業が実際に見つかった」ということは、自己否定しない材料になるからです。

 

若い方は悩むことも多いですが、自分を信じて頑張っていただきたいです。



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