新卒入社の会社がブラック企業で転職した男性の転職体験談

スポンサードリンク

新卒入社の会社がブラック企業で転職した男性の転職体験談

 

男性です。2年浪人して大学に入り留年せずに卒業しました。大学を卒業した1998年4月に就職し1999年6月に退職しました。新卒入社から退職まで1年3か月間在職しました。

 

就職した会社のこと

 

就職した会社は英会話スクールを経営する会社で、私は経理部に配属されました。この会社は全国に数多くの教室を開設し、英語圏の外国人講師が一人で複数の日本人相手に英会話を教えていました。

 

一般的な受講者が購入したコースは、週2回各50分間のクラスに1年間通学するというものでした。

 

就職した企業は今でいうブラック企業でした。労働条件は極めて悪く、十数年前とはいえ初任給17.5万円と極めて薄給でした。

 

隔週土曜日出社で毎月60時間程度の残業をしなければなりませんでしたが、残業代は一切支払われません。

 

典型的なワンマン経営で、無理な営業目標を与えられた上に達成できないと罵詈雑言を浴びせられるという職場でした。

 

有給休暇もまともに取れません。英会話スクールという華やかな雰囲気に憧れて入社した大卒の女性たちは、ほぼ1年以内に退職しました。

 

今考えれば笑い話ですが、社内研修室へ新人を案内する「新人研修会場はこちら」という貼り紙が、日に焼けて黄ばんでいました。

 

なぜなら、退職者の補充として就職した新人対象の研修を毎週のようにやっていたので、ずっと壁に貼られていたからです。

 

⇒ 新卒で入社したその会社、もしかしてブラック企業ではないですか?そんなときにあなたがとるべき行動をチェック!

 

私は男性社員としてスクールを管理する本部の経理部で働いていましたが、女性社員同様に、薄給で長時間拘束のうえ残業も払われず、罵詈雑言を浴びる毎日に本当に精神が病んでしまいました。

 

退職のきっかけ

 

退職を考えるようになった理由は、従業員の精神が病むような会社に将来はないと感じたことです。加えて、将来のキャリアアップのために会計系の資格取得の勉強を始めたました。

 

在籍中にやったことは、十分な時間は取れませんでしたが、スタートした会計系資格の勉強を続けたことです。

 

精神的な緊張を保つために、ダメもとで資格試験も受けました。資格取得に集中するため、在職中に転職活動は一切しませんでした。

 

退職の直接の切っ掛けは直属の上司とその取り巻きの執拗なイジメが限界を超えたことです。

 

理由は簡単で、直属の上司が隠れて社内で不倫していたことを直接的に目撃したことです。それからは、その上司は社内の至る所で私が問題児であることを吹聴して歩きました。

 

普通の人間であれば口にすることもできないような汚い言葉で罵るメールが届いたことも、数えられない回数になっていました。そこで、ボーナスをもらって辞めようと思い6月末で退職することを決心しました。

 

退職してからのこと

 

退職後はアルバイトで生活費を稼ぎながら、資格試験に合格することを目指して勉強を継続しました。

 

緊張感を持って勉強したかったので、偶然見つけた外資系大手会計事務所のアルバイトに応募し、幸運にも採用していただきました。

 

残業も少々ありましたが、十分な試験勉強の時間を確保することができました。また、会計資格を有する方々がすぐ近くで働いていたので、英会話スクールに勤務していた時より数段試験勉強が捗りました。

 

さらに幸運なことは続き、アルバイトで働いていた外資系大手会計事務所に正社員として採用していただきました。

 

給与計算と記帳代行をする部門でしたので給料は21万円と少なかったですが、会計税務のプロたちと一緒に働くことができ感謝したのを覚えています。

 

正社員として採用していただいてから1年5か月後に資格試験に合格することができました。

 

合格後は給与計算・記帳代行部門から国際税務部門へ異動が叶い、給料も30万円程度に増やしていただけました。

 

それから20年近い年月が流れましたが、国際税務を飯の種に、現在は転職して別の大手会計事務所で働いています。

 

5年にわたる駐在員としての海外派遣も経験して専門家としての自信がついてきた時に、転職のお誘いを受けました。

 

ステップアップできる転職のお話でしたので、謹んでお受けしました。数年間は転職先で精一杯頑張り、専門家としてのキャリアをさらに磨こうと思います。

 

最後にこぼれ話ですが、数年前に偶然同じ地下鉄の車両に昔の直属の上司がいました。目が合ったので、ご挨拶をして少し立ち話をし近況を交換しました。

 

彼も転職をして、別の会社で経理部長をしているとのことでした。20年近い年月が過ぎ、昔の直属の上司に随分酷い仕打ちをされたにも関わらず、彼への怒りの感情が湧かない自分がいました。

 

決して無理をしたわけではないのですが当時はお世話になった旨の謝辞を伝えられました。これまで私自身が専門家としてのキャリアを通じて、少し成長したかなと思いました。

 

転職を振り返ってみて

 

振り返ってみれば、英会話スクール運営会社からの転職を決断して、本当によかったと思います。

 

転職せずに英会話スクールで経営陣の一人として生きる道もあったかもしれませんし、私は転職したことをまったく後悔をしていません。

 

分岐点になったのは、英会話スクールの運営会社に在職中に、将来に備えて会計系の資格勉強を不十分ながらも継続したこと、そして、アルバイトで外資系大手会計事務所に雇ってもらえたことだと思います。

 

最後に、3年以内に新卒で入社した会社から何の得意分野もないまま転職するのは、キャリアを損ねる恐れがあるといわれます。

 

しかし、転職の成否は、10年後20年後を振り返り、自問自答するものではないでしょうか。転職を成功と思えるようになるために、あなたは転職先で成功するまで努力することが必要になるでしょう。



スポンサードリンク

 

関連ページ

小学校教員を1年でやめて転職した体験談
小学校教員を1年でやめて転職した体験談
教員・教師を辞めたいという人のための転職ガイド
教員・教師を辞めたいという人のための転職ガイド
同じ業種・職種でも会社によってかなりの違いも!長く働くには職場の環境も大切です
同じ業種・職種でも会社によってかなりの違いも!長く働くには職場の環境も大切です
新卒入社後8カ月で退職したけど振り返ってみるとよかった話
新卒入社後8カ月で退職したけど振り返ってみるとよかった話
副業を2つかけもちしながら、完全歩合制の音楽教室講師として修行したのち、夢だった海外ボランティアへ参加
副業を2つかけもちしながら、完全歩合制の音楽教室講師として修行したのち、夢だった海外ボランティアへ参加
図書館司書の仕事は辛い?図書館司書として働くも2年弱で退職
図書館司書の仕事は辛い?図書館司書として働くも2年弱で退職
仕事をやめて気持ちに余裕ができた
仕事をやめて気持ちに余裕ができた
適当に仕事を選んで失敗した話
適当に仕事を選んで失敗した話
在職中に猛勉強して公務員に転職!
在職中に猛勉強して公務員に転職!
人間関係が原因で同業種・同職種で転職した保育士(女性)の体験談
人間関係が原因で同業種・同職種で転職した保育士(女性)の体験談
心因性の胃腸炎などがきっかけで新卒2年目で退職した女性の体験談
心因性の胃腸炎などがきっかけで新卒2年目で退職した女性の体験談
新卒入社後1年で塾講師から転職した女性の転職体験談
新卒入社後1年で塾講師から転職した女性の転職体験談
残業続きの幼稚園の先生を辞めて転職した体験談
残業続きの幼稚園の先生を辞めて転職した体験談
私立高校の教師・教員から異業種に転職した体験談
私立高校の教師・教員から異業種に転職した体験談