売上主義に嫌気がさして退職した男性の転職体験談

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売上主義に嫌気がさして退職した男性の転職体験談

 

私は2013年に新卒でとある会社に入社させていただきました。

 

業種はネットを中心とした広告代理店で、職種は既存顧客フォローと新規開拓を半々ぐらいで行う形の営業を行っていました。

 

そもそもこの会社に入社しようと決めた要因というのが「顧客と一緒に寄り添いながら、本当に顧客に対して必要なサービスを提示して成長していき一緒に喜びあえる」という仕事の内容に魅力を感じ「これが本当に俺のやりたい仕事だ!」と思えたからでした。

 

入社してから悩んだこと

 

入社して数か月の研修の後、担当顧客を持たせていただくあたりまではまだ夢を持ち続けていましたが、しばらくしてそういった話は所詮夢物語にすぎなかったんだな、と思うようになりました。

 

もちろん入社前に私が聞いたような仕事をされている方もいらっしゃるのでしょう。

 

しかし実際に私が所属していた部署では「1に売上、2に売上」というような形での自分たちの会社の売上メインでの営業活動が行われていました。

 

もちろん営利企業であるからには自社の売り上げは避けて通るわけにはいきません。

 

しかし「本当に顧客のためになるならば自社の売上など二の次でかまわない」と聞いていた話とのギャップが大きすぎて少し戸惑ってしまっていたのです。

 

でもこれは自分の営業スキル・視野の狭さが原因で自分が成長すれば本当に顧客にとってよりよい提案ができるようになるんだと信じて色々な知識を吸収していきました。

 

業界セミナーのような場所にも足を運びましたし、プレゼン自体の能力も入社当初に比べればかなり上達してきたと自負していました。

 

しかしそんな矢先、私が担当させていただいている中で一番規模の大きな顧客に対して年度更新の提案をさせていただく機会が訪れました。

 

1年間を通しての契約のため売り上げに対するこの契約の比重は大きく、上司も交えての提案活動になりました。

 

その際私は自分が一番この顧客のことを知っているという自負とマーケットの現状から、現在の契約よりも少し上乗せした金額での提案を作り上げ上司に事前プレゼンしたのですが、その際の上司の第一声が「お前これ本当にMAXか?」というものでした。

 

私はそのMAXという言葉を「MAXまで努力してこの提案書を作ったか?」という意味だと思ったので「自分なりに最大限まで考えて作ったつもりです」と答えたのですが、それに対する上司の答えが衝撃的でした。

 

「ちげーよ。金額がMAXかって聞いてんだよ。あそこは大口なんだからもっと売りつけれるだろ」と言ってきたのです。

 

口を開けば売上のことを言ってくるのにはもう慣れていましたが、顧客に対して「売りつける」という表現を使ったことに対して私はもう驚きを通り越して唖然としてしまいました。

 

その時の上司のミーティングをきっかけにこの上司の下にいても、もっと言うならこの会社にいても自分の思い描いていた仕事はできないと強く思い始めるようになりました。

 

だからと言ってじゃあ新しい仕事・会社をどうするか、と言われた時には何も具体的なものはないような状態でした。

 

そんな時にたまたま大学時代のバイトの後輩の結婚式の二次会に呼ばれる機会がありました。

 

転職することにしたきっかけ

 

私は大学生の時に個別指導塾の講師のアルバイトをしており、上記したような「相手と一緒に進み、喜びを分かち合える」といったことの大事さを実感させてくれたのもこのバイトがきっかけであり、そういう意味でも初心に戻るのも悪くないなと思い二次会に参加させてもらいました。

 

二次会後の三次会の席で新郎に「そういや今何の仕事してるんやっけ?」と何気なく尋ねたら「最初は製薬会社で研究開発でしたけど、今は昔みたいに塾で先生してます」との返事でした。

 

よくよく聞いてみると彼もやはりバイト時代に生徒と悩みを共有しそれに対して二人三脚で進んでいくという仕事に対する喜びを感じており、就職した後もやっぱり自分の仕事はこれではなく先生なんだと思い、一念発起して大学時代の友人と塾を立ち上げたとのことでした。

 

私はこの話を聞いた時目から鱗でした。個別指導塾で感じていたような気持ちで仕事がしたければ再び同じ業界に戻ればいい、そんな当たり前のことになぜ気づけなかったのか。

 

私はその席で彼に直談判をして彼の塾に自分も雇ってくれるようにお願いしました。

 

もちろんすぐOKという話ではありませんし自分としても当時の会社にきちんと話を通す必要があったので、改めて話をしましょうということになりましたが自分の中ではもう気持ちは固まりきっていました。

 

その後無事に色々な手続き・仕事の引き継ぎを終えて会社を退職して、一か月ほど休憩する期間をもらった後に再び塾の先生として働き始めました。

 

もちろん以前いた会社のほうが給料等を含めた待遇がいいのは間違いありませんが、今の立場のほうが「自分のやりたいことができている!」という点で遥かに幸せです。

 

まだまだ船出を始めたばかりの塾なのでこれからどうなるかなど分かりませんが、改めて進み始めた道なので折れることなく頑張っていきたいと思っています。



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