劣悪な環境の会社に長くとどまるメリットはない

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劣悪な環境の会社に長くとどまるメリットはない

 

『基本情報』

 

性別:男

 

いつぐらいに入社したのか:1993年4月入社、同年7月配属、1996年2月退職(2年11か月)

 

業種・職種:製造業(金属製品)・工場内での事務職(システム担当およびシステム更新のためのプロジェクトチーム内でのプログラマー)

 

入社後に悩んだこと

 

残業などで自由な時間がなくなることには、大学を卒業する前からずっと不安を抱いていました。また、人づきあいが苦手なこともあって、人間関係もうまくやれるかどうかについても不安を感じていました。

 

6月いっぱいまでの研修の期間はまだ、同期で集まってワイワイやっていて、学生気分の延長線上にいましたので、それらの不安もごまかすことはできました。

 

しかし、工場への配属後、配属する部署の課長が、私の履歴書に書いていたことが気に入らないという理由から、真っ先に私を目の敵にするように・・・

 

内容としては、私が大学時代に町工場でNCのワイヤカット加工のアルバイトをしていた旨、履歴書の職歴に書いていたことが気に入らなかったようです。

 

しかし私としては、別にそのことを鼻にかけるわけではなく、単に就職活動での履歴書記入のマニュアルで「アルバイト歴も記入すると好印象となる」ようなことが書かれていたので、その通りに従っただけのことでした。

 

その課長に目の敵にされて以来、仕事を覚えようとするモチベーションが全く高まらず、一緒に配属された同期たちとの間にも、成長の度合いに差が出るようになりました。

 

また課長も私を無能であると刷り込むようになり、そのため「自分の能力がないから周りから責められるんだ」と私自身、自分を責めるようになりました。

 

さらにその工場の事務職自体、サービス残業が常態化していて、毎晩10時を回っても帰らない人たちだけでなく、土日までも出社している人が多くいました。

 

事務職の人たちは朝早くから夜遅くまで、上司や工場内の現場、そして客先の担当者から罵倒されながらも、みんな死んだ魚のような目をしながら働いていました。

 

そのためか自分の仕事で精いっぱいというのもあり、みんな自分の仕事以外は無関心で、お互い助け合おうなどという気持ちのない、冷たい人たちばかりでした。

 

そんなわけで、こうした環境になじめないということにも悩んでおりました。

 

退職を考えるようになった理由

 

ときどき仕事で現場に行くことがあったのですが、事務所とは打って変わって、現場は若い人たちが多く、みんな学生のノリを残した愉快な人たちばかりで、現場に行くと心が休まりました。

 

私と気の合う人たちも多く、現場についての情報もいろいろと聞かせてもらいました。

 

いくらかは残業や休日出勤はあるものの、事務職と違って帰る時間がほぼ決まっていることや、部下思いの職長や面倒見の良い先輩たちが多く、心の通った温かみのある職場だなと感じ、「ここに自分の居場所がある」という確信を得ました。

 

そのため、次に再就職するときは、工場の現場で働こうという気持ちに傾いてきましたが、いつ退職するかについては、まだ決めかねておりました。

 

在職中にやったこと

 

自分が抱いていた悩みについては、職場の人たちに言うと「仕事ができません」と表明するようなものでしたので一切話さず、両親に相談しました。

 

両親は、私が精神的に未熟な点を指摘しました。自分自身、当時は精神的に未熟だったことは感じておりましたが、両親ですらどう克服すべきかについては教えることができませんでした。

 

どうすればよいのか皆目見当がつかず、ただ闇雲にビジネス関係の本や自己啓発書を買い漁って読んでいましたが、根本的な解決には至りませんでした。

 

日々の業務についていくだけでも精一杯で、その上毎日帰宅が遅く、心身ともに疲弊しきっていたのと、課長による私に対する「無能である」という刷り込みのせいで、自分に自信を失っていたため、スキルアップのために何かをやろうという気力は全くありませんでした。

 

退職に踏み切った理由・決定打

 

1995年の暮れに年内最後の出勤で、システム更新のプロジェクトが一区切りした際、帰り際に主任に呼ばれ「これからもう、お前のやる仕事はないぞ」と直接言われたことです。

 

退職した後に考えたこと・実行したこと

 

退職後は1か月ほど実家で休養しました。それから誰でも採用してくれる大手自動車メーカーの工場の期間従業員の募集に応募し、1996年3月半ばより、その工場の期間従業員の現場職として働きました。

 

現在どのように過ごしているか

 

その後も、仕事が覚えられないのと人間関係がうまくいかずに、長い間職を転々としていました。

 

度重なる劣悪な労働環境やパワハラなどで、精神的な病を患ってしまい、最終的に精神障害者手帳を取得しました。

 

精神面では何とか立ち直ったものの、もはや健常者の労働環境には耐えることができませんので、現在は障害者枠で契約社員として働いています。

 

現在の職場は、周囲の人たちもとても親切で、自分の精神的なコンディションにも大変理解のある職場で、無理なく働いております。

 

いろいろと長いこと回り道をしてきましたが、新卒で入社した会社を含め、これまで働いてきた、劣悪な環境の会社はことごとく辞めてよかったと思います。



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