異常な職場環境・入社した会社がブラック企業かどうかは周囲に相談することでわかる

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異常な職場環境・入社した会社がブラック企業かどうかは周囲に相談することでわかる

 

20代男性です。

 

私が新卒で入社したのは町の小さなベンチャーIT企業で、2008年4月に入社し、4ヶ月程在籍していました。

 

数人で構成されていたベンチャーIT企業で、業種はWEB系、通販サイトを管理している会社でした。

 

就職してからのこと

 

私が就職した年はちょうどリーマンショックが起こり、どこの企業も採用を控えている為、ようやく見つける事の出来た就職先でした。

 

しかし、その就職先もリーマンショックで利益が下がってしまったので、最初の1ヶ月は研修扱いにして給料を抑えさせてほしいと申し出が。この時点でおかしいと思い、内定を辞退するべきでした。

 

私は入社後、この会社に入った事を後悔しました。担当したのはあるweb通販ページの管理、修正。実際に金銭のやり取りがあるものです。

 

もちろん何かバグがあって注文や金銭のやり取りに不備があれば大問題です。それを新卒の、しかも入社二日目の私に全て丸投げしたのです。

 

web通販ページの設計図はなく、web通販システムに使われているプログラムも、その当時新卒だった私の目から見ても、その場凌ぎばかりのひどい作りでした。

 

そのweb通販ページの製作者は2、3日会社に来てからはもうこないと言い、質問は電話で1ヶ月は受け付けるが、それ以降は私の自己責任と言い去っていきました。電話はその日の内の一回しか出てはくれませんでした。

 

一週間程経つと、「新しいweb通販のシステムを作るから企画を作れ」という指示が社長から出て、通常業務と既存のシステムを分析しつつ、web通販ページに訪問してくれたユーザーの購入履歴を参考にしてオススメを表示するシステムの企画書を作成しました。

 

当時新卒の私は一週間目にしてサービス残業が30時間を越えることに。クタクタでした。

 

それに追い討ちをかけるように、職場の人が本性を現し始めました。

 

毎日飛び交う怒号。嗚咽が絶えない先輩。電話先と揉め続けるベテラン。居留守を使う社長。まるで社会見学や職場体験で見た世界とは違う世界です。

 

私は何時飛び交う怒号が自分に来る様になるのかと戦々恐々としながら仕事を続けました。次に嗚咽を漏らすのは私なのかも知れない、と思いながら。

 

私はその時から、一週間過ぎた頃からすでに退職の事を考えていました。理由は非常に明確でした。体が持たないのと、精神的に参ってしまう。新卒の私にはこの初現場は厳し過ぎました。

 

⇒ 辞めたほうがいい会社・仕事の条件とは!?

 

転職を意識し始めたものの

 

転職を決意したものの、リーマンショックの影響は非常に強く、IT系の求人は私の経験年数ではありませんでした。

 

転職サイトを利用したりもしましたが、イーキャリアの求人は学歴が必要で、ラクジョブでは私が勤める事のできる地方の求人はありませんでした。

 

Greenはどうしても東京や大阪近辺の求人となってしまい、DODAでは私が行きたいIT系の職種は見つかりませんでした。

 

通常の方法では駄目だと思い、私は学校の講師を頼ったり、有名な企業に就職できたらパートとして推薦してやると言った知人を頼ったりもしましたが、結局は自己責任という便利な言葉で片付けられてしまいました。

 

そこで友人や講師というのはどれだけ薄い繋がりなのかを思い知りました。

 

有名な企業に就職した友人は私の電話番号やメールアドレスを着信拒否に設定し、講師は平日に開かれる合同説明会のプリントを一枚くれるだけでした。

 

転職活動をしている内に2ヶ月の月日が流れましたが、結局研修扱いは解除されず、総支給月10万円の給料は上がりませんでした。

 

そうして4月に入社してから3ヶ月が過ぎ、7月に入った時に転職ではなく、退職に至る決定的な出来事がありました。

 

退職の決定打

 

ようやくどういう仕組みでweb通販サイトが機能しているか把握でき、根本の問題の修正に手が出始めた頃でした。

 

急に社長に呼び出され、別室に案内されました。そして出されたのは一枚の誓約書でした。誓約書の内容は多くなく、非常にシンプルな、下の様なモノです。

 


誓約書

 

私はどのような理由であろうと、業務で出した損失を個人的資産から全て賠償致します。

 

    年  月  日
   本人氏名:
  保証人氏名:
連帯保証人氏名:

 

私は新卒当時、あまりにも社会について何も知りませんでしたが、この書類だけは絶対にサインしてはいけないと直感しました。

 

社長は私が新卒と見てどんな事にでも従うのだろうと思っていたのかも知れません。

 

社長は、パートでも仕事を続けるのなら責任を負う書類にサインするのは当たり前と説明し、保証人と連帯保証人は苗字の同じ人にしてほしいと注文をしました。

 

なぜなら、私が持っている印鑑一つで保証人と連帯保証人の判を押す為と説明をし、さらにどうしても苗字の同じ人が2人いないのなら特別に経費で落として100円ショップで印鑑を購入してもよいと付け加えました。

 

今思い出しても身の毛がよだちます。右も左もわからない新卒にこのような誓約書を書かせようとする社長は、この誓約書にサインをしたらどのような事をするつもりだったのか?知ることがなくて本当によかったと思います。

 

この出来事を家族と親族に相談し、すぐにその会社を辞める事。書類には絶対サインしない事。必要なら労働基準局と警察に話を通して親族と一緒に会社を訪問する事。の3つが決まりました。

 

ここで初めて私の根性がないのではなく、この会社が社会から見ても異常な会社なのだと知る事ができました。

 

その後、社長に誓約書にはサインをする事が出来ない事。今月付け、出来るだけ早くに退職したい事を伝えました。

 

社長は今後の転職を考えると早期に辞めるのは君の為によくない。と説得を始め、それでも退職したいと言うと、これまで君を育てるのにかかった費用をどうしてくれるんだ!と声を荒げる事もありましたが、親族の協力の元、何とか完全に繋がりを断つ事が出来ました。

 

会社から完全に退職出来た時は疲れとストレスから開放された事があり、三日間起きる事が出来ませんでした。

 

しかし、起きれるようになってから見た外の風景はまるで違い、一段と明るく見えました。それと同時に何とか仕事を見つけて生活を続けようと改めて思えるようになりました。

 

退職してからのこと

 

それから時間が経ち、今はIT系とはまったく違う町工場で働いています。

 

決して満足している訳ではありませんが、人らしい生活を営む事が出来ています。

 

今になって思えば、新卒の頃の私は夢に囚われていたのだと思います。だからこそ異常な環境下にいる事に気づけなかったのだと思います。

 

IT系の職業で最先端の技術を使いこなし、誰からも褒められるようなすばらしい人間になりたい。

 

夢を持つのは悪い事ではありませんが、夢に人生を食われてしまっては下も子もありません。

 

少しでもこれからの新卒が自分の夢に食われてしまわないのを願います。



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